体脂肪率の平均値と理想の関係

脂肪に関して

中性脂肪

最初の項目にて少し登場しましたが、脂肪酸とグリセリンのエステルのことを総称して「中性脂肪」といい、人間の身体にある「体脂肪」はこの中性脂肪が元になってできています。

また同じく最初の項目にて解説した通り、動物や食物に含まれている脂肪はそのほとんどがトリグリセリドなので、人間の体内において中性脂肪とトリグリセリドはほぼ同義の存在であるとされています。

食事をすることによって摂取した中性脂肪は、小腸等で一度消化、分解された後、小腸の内壁をくぐって再び中性脂肪となります。そして血液と一緒に血管の中を運ばれて、各筋肉や各臓器といった全身の組織に行き渡り、身体を動かすエネルギーとなります。なお中性脂肪は水に溶けることのない物質である「脂質」の一種なので、血液に溶けることもありません。

それをどうやって運ぶのかというと、脂質とタンパク質が結合した「リポタンパク質」という形で血液中に安定させて運ぶのです。リポタンパク質は成分の違いによって種類が色々と分かれますが、主に中性脂肪を運んでいるのは肝臓に運ぶ「カイロミクロン」と、筋肉に運ぶ「超低比重リポ蛋白(VLDL)」と呼ばれるものです。

リポタンパク質により血液に乗って全身に運ばれる中性脂肪ですが、経口摂取した中性脂肪が全てエネルギーになるわけではありません。消費しきれなかった分は、脂肪組織にいざという時のためのエネルギーとして貯蔵されるのです。これがいわゆる体脂肪という状態で、貯蔵目的以外にも保温や肉体の保護等に使用されます。

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