体脂肪率の平均値と理想の関係

体脂肪率の計測方法

二重エネルギーX線吸収法

体脂肪率を測定する方法の1つで、波長の異なる2種類の「X線」を使用するものを「二重エネルギーX線吸収法」といい、通称「DXA法」や「DEXA法」等と呼ばれます。そもそもの話X線とは、1895年にドイツの物理学者である「ヴィルヘルム・レントゲン」によって発見された放射線の1種で、発見者の名前をとって「レントゲン線」と呼ばれることもあるものです。

なおX線という名前は数学において「未知数」を表すXが由来となっていて、これもレントゲンが命名したものです。そんなX線の性質の1つとして物質の透過があり、この性質を応用したものが「レントゲン撮影」です。

物質を透過するといっても、対象となる物質によってその透過率には差があり、例えば人間の組織でいえば皮膚や肺、筋肉等は透過率が高いのに対し、骨は透過率が低いです。そのため人間の身体をレントゲン撮影すると、透過率が高いものは黒く影になり、低いものは白くはっきりと浮かび上がるようになります。

これによって骨折や癌、結核といった体内の異常を発見するというのがレントゲン撮影の原理です。さて二重エネルギーX線吸収法に話を戻すと、この方法は2種類の波長の異なるX線を使用しますが、これは物質透過の性質に加え、波長の違いによる透過率の差も利用したもので、2種のX線に現れるその透過率の差によって、計測対象者の体脂肪率がどれほどあるかを調べるという方法なのです。

元来は骨粗鬆症の検査に使われていましたが、体脂肪率の計測もできるということが後に判明し、また結果も精度が高いことから、現在ではスタンダードな計測方法となっています。

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